スレート屋根とアスベスト

みなさんは「アスベスト」をご存知でしょうか。

アスベストとは、天然の繊維性鉱物のことで、石綿という名前で呼ばれることもあります。

加工のしやすさや耐火性、さらに安価だということで使用されていたのですが、ある特定の条件下で長期間アスベストを吸うと、健康被害が出るということから現在はその使用が禁止されています。

そんなアスベストは、2004年以前のスレート屋根にも多く使われていたようです。

(2004年以降の屋根には使用されていません)

通常ではスレート屋根は10~15年程度で塗装をし直すのが良いといわれています。

その様なメンテナンスのタイミングで、アスベストという問題に直面する方が多いようです。

では、スレート屋根のメンテナンス方法である葺き替え・カバー工法(重ね葺き)とアスベストとの関係性を見てみましょう。

・葺き替え
この葺き替えを行う際は、今ある屋根材をすべてはがすことになります。

そのため、多量のアスベストが飛散してしまうと考えられるでしょう。

業者の方や近隣の方に影響が及ぶと考えると、工事には特別な処理や処分が必要となり、費用がどうしても高額になってしまいます。

・カバー工法(重ね葺き)
こちらは葺き替えとは異なり、今ある屋根材をはがすことなく、上に新しい屋根材を設置するという方法です。

屋根材を撤去する際にかかる費用を抑えることができるのが魅力でしょう。

しかし、上から新しい屋根材を重ねるので、その分屋根が重くなってしまうという欠点があります。

耐震性において少しだけ不利になることはしっかり理解しておくことが大切だといえます。

どの方法にも欠点はありますし、それならこのままのほうがいいのではとお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そのままでも雨などによって飛散してしまう可能性は十分にあるので、早めの対策を行うことをおすすめします!