入母屋屋根の特徴とは

田舎などではよく見かける形状で、日本瓦の屋根にはよく使われるのが入母屋屋根です。

上部切妻、下部寄棟が混在した屋根のことで、最近建てられている新築住宅にはほとんどありません。

少し前の田舎で建てられる住宅はほぼ入母屋屋根でしたが、屋根の構造が複雑なので、メンテナンスは大変になり、雨漏りの危険も多くなる事や、洋風の家を好む若い方が家を建てる事が多く、最近ではこのタイプは減ってきているというのが現状です。

入母屋屋根の特徴といえば切妻屋根の下部に寄棟があり隅棟といわれる棟をまきます。

この棟を真っすぐにしないで、先端の部分が上がっているように隅木から曲げて格好を良くしたり、切妻のてっぺんの陸棟の両端から軒先に棟をまく、下り棟という物もあります。

下り棟をまく場合、隅棟よりも下り棟を高く、下り棟よりも陸棟を高くする必要があり、普通の棟よりも豪華になります。

また入母屋屋根の場合、軒先の部分は屋根板を見せる化粧板を使用したり、妻の壁部分は真壁で漆喰を塗ってある物が多く、軒先部分には瓦を固定する釘が下に見えないように短い釘を使用する事が多いのです。

このような大きな棟をまいたり、隅棟を施工するのには熟練の技術が必要になりますし、新築でも日数を要します。

このため、棟に必要な瓦が多くなり、日数もかかるので屋根工事には費用が多くかかることになります。

大きな入母屋の家で更に熟練の技術が必要な物には、両端に付く袖瓦の部分が斜めになっていて、軒先部分に葺く瓦と同じような物を葺く、みのこ瓦という物があります。

この瓦も葺くのに技術が必要で、更に日数を必要とします。

しかし、こうして出来上がった屋根は豪華であると同時にとても落ち着いていて、どっしりとしています。

最近ではどの棟も強力棟になっているので台風や地震にも強くなっており安心です。

田舎で新築を考えている方は豪華ではなくても入母屋屋根も風景にマッチしてかっこいいかと思います。